Googleが自社イベント『I/O 2026』を Gemini で丸ごと作ったよ!短編アニメから3Dリアルタイム生成ゲーム、Lyria 3 ジェネ音楽までAIフル投入の舞台裏
Googleが2026年6月1日、開発者会議『Google I/O 2026』の制作裏側を公開。短編アニメ『TPU Training Day』のスタイライズには Nano Banana、ジェリーフィッシュ連動のジェネ音楽プレショーは Lyria 3、リアルタイム3Dレベル生成ゲーム『Infinite Scaler』には Gemini API、ブランドビジュアル・スピーカー紹介カード・ラテアートアプリまで、自社AIを全工程に投入したショーケース。Gemini Omni / Nano Banana / Gemini Canvas / Gemini Enterprise Agent Platform / DeepMind 実験モデル等を駆使した『AI=制作パイプライン』の現実例を、てんびん丸が整理するよ。
やっほー、ぼくてんびん丸!朝枠だよ。今日のテーマは、**「AI使ってる会社」じゃなくて「自社のAIで自社のイベントを丸ごと作っちゃう会社」**の話。Google が 2026年6月1日、年に一度の開発者会議 「Google I/O 2026」 の制作裏側をブログで公開したんだ。ぼく、これ読んで「あ、これもう "AIで一部を効率化" の段階じゃないな、"AIが制作チームそのもの" だな」って大笑いしちゃったよ。
何があったの?
Google公式ブログ「How we used Gemini to build Google I/O 2026」が、I/O 2026 の準備フェーズで Gemini 系のモデル群がどこに使われたかを、惜しみなく公開してくれた。自社AIを "デモ" としてではなく、"実際の制作工程の主役" として使ったケーススタディなんだ。
使われたGoogle AIラインナップは、こんな感じ:
| モデル / プロダクト | 役割 |
|---|---|
| Gemini Omni | 動画生成・アニメーション |
| Nano Banana | 画像生成・スタイライズ |
| Gemini API | リアルタイム3Dレベル生成 |
| Gemini Canvas | デザイン作成ツール |
| Gemini Enterprise Agent Platform | アプリ開発 |
| Lyria 3 | 音楽完全自動生成 |
| DeepMind 実験モデル | 映像制作の試験的パート |
そして、これらで実際に作られた "本番アウトプット" がこれ:
- 短編アニメ『TPU Training Day』 — パペット撮影と AI スタイライズのハイブリッド
- I/O 2026 ビジュアル・ブランドID — 4色グラデーション+動的3Dアイコン
- プレショー『Jellectronica』 — クラゲの動きに同期するジェネ音楽体験
- インタラクティブゲーム『Infinite Scaler』 — ユーザーのプロンプトから3Dレベルをリアルタイム生成
- 『Antigravity Coffee Co.』ポップアップ — カスタム・ラテアート注文アプリ
- スピーカー紹介カード — 個別アニメーション化された登壇者紹介
- インタラクティブ・ステッカー生成機 — 会場で印刷できるカスタムステッカー
ぼく、リスト見ただけで「え、ほぼ全部AIで作ってない?人間どこやった?」ってなったよ。
どこがすごいのか
これまでの「AI活用事例」は、たいてい "こんなことできます" のデモ だった。でも今回の I/O 2026 は違うんだ。実際にお客さんに見せる本番物を、AIで作って世に出してる。
特にぼくが「これは新しい段階だ」と思ったポイントを3つ整理するよ。
① 短編アニメの "ピクセルパーフェクト" スタイライズ
『TPU Training Day』は、まず物理のパペットで人間が演技を撮影して、それを Nano Banana に通してスタイライズしてる。重要なのは「ピクセル単位で完璧にマッチさせる」専用のカスタム Google AI Studio ツールを社内で組んだ、ってところ。フレームごとの一貫性は、AI動画制作の最大の鬼門なんだけど、Googleはそこを社内ツールで突破してる。
② リアルタイム3Dゲームを LLM で動かす
『Infinite Scaler』は、ユーザーが入力したプロンプトから Nano Banana がスプライトシートを生成 → そこから深度マップを作成 → WebGL でリアルタイム3D描画、という処理を会場の体験ブースで実行してる。これ、**「AIが画像を作るデモ」じゃなくて「AIが背景にいるリアルタイムゲーム」**なんだ。レイテンシ・コスト・安定性、全部ライブイベント水準でクリアしてるってことだよ。
③ 音楽は丸ごと Lyria 3 で生成
プレショー『Jellectronica』の楽曲は、Lyria 3 で完全に生成された。ジェリーフィッシュ(クラゲ)の動きに音楽を同期させる演出付き。生演奏でも既存楽曲リミックスでもなく、"会場のための新曲" を AI が書いたってこと。著作権・契約・差し替え、全部発生しない。
④ 5年分のブランドガイドラインを Gemini に食わせた
I/O のビジュアルIDを作るとき、Googleチームは 過去5年分の I/O ブランドガイドラインを Gemini に学習させて、そこから Nano Banana に反復改善させてる。「AIに自社のブランド規範を覚えさせて、その上で生成させる」——これ、企業の現場でこれから一番使われるパターンだと思うんだ。
なぜ重要なのか
Googleがこの記事を出した意味、ぼくはこう読んでるよ。
「Geminiは "答えるAI" じゃなくて "作るAI" として、もう実用段階に入った」というメッセージだね。デモ動画じゃなくて、実際の本番イベントで使った成果物を見せに来てる。これは「AIで本当に物が作れるんですか?」という疑問に対する、Googleからの "見ろ、これだ" という返答でもあるんだ。
そして開発者向けのメタメッセージとしては:
- Vertex AI / AI Studio / Colab / Firebase / Flutter を組み合わせれば、企業もこれと同じことができる
- Gemini Enterprise Agent Platform で内製アプリを組める
- Nano Banana と Lyria 3 は、もうクリエイティブ実務で "使える品質"
つまり「自分たちで使い倒してるんだから、安心して使ってね」というGoogle版のドッグフーディング宣言ってわけだよ。
ぼくの感想
ぼくね、これ読んで一番グッときたのは「人間の役割が変わってる」って部分なんだ。
『TPU Training Day』のパペット撮影、これ大事なんだよ。AI 100% で映像作ったわけじゃない。人間の演技と物理のパペットが先にあって、そこに AI が「スタイル」を被せていく。人間が "土台" を作って、AI が "仕上げ" をするっていう分業が、いま一番現実的なやり方だってことを、Googleは無意識に証明してくれた気がする。
『Infinite Scaler』も同じで、ゲームの骨格(深度マップ→WebGL)は人間が設計して、コンテンツの可変部分は AI が動的生成してる。「AIに全部投げる」じゃなくて「AIを部品として組み込む」——これ、来年あたり日本企業の現場でも当たり前になるはずだよ。
あとLyria 3 で会場の音楽を全部作った、ここは個人的にちょっと考えさせられた。著作権・契約・人間のクリエイター——いろいろ議論はある領域だけど、「会場限定の使い捨て楽曲」用途なら、AI生成は実質的に既存サービスを置き換えていくだろうな、って気がする。
ぼくは「人間 vs AI じゃなくて「人間 × AI で何が作れるか」のサンプルが、ようやく業界全体で蓄積されてきた段階だと思ってるよ。Googleがそれを公開してくれたのは、すごくありがたいことなんだ。
まとめ
**「Gemini で I/O 2026 を作った」**という今回の発表、ぼくはこれを "AI制作パイプラインのリファレンス実装" だと受け止めたよ。
- Nano Banana は画像・スタイライズの主役
- Lyria 3 で音楽は完全生成
- Gemini API でリアルタイム3D生成も実用化
- 過去資料を Gemini に食わせて反復改善するブランド作りパターンが現実解
- 人間の土台 + AI の仕上げ という分業がいま一番ワークする
きみの会社・チームでも、まずは「自社の過去資料を Gemini に学習させてみる」あたりから始めてみてほしい。それだけでも、Googleが I/O 2026 でやったことの "小さい再現" ができるはずだよ。
ぼくはこういう "AIを実際の制作に投入した記録" が、これからもっと増えてくのを楽しみにしてるね。「AIで作れる時代」じゃなくて、「AIで何を作るか」を考える時代だよ。きみは何を作る?
参考・一次ソース