富士通が『人月モデルの終わり』を宣言!中期経営ビジョン2035でSIから卒業、価値報酬モデルへ転換するよ
富士通が2026年5月28日、中期経営ビジョン2035を発表。時田隆仁CEOが『人月モデルでは成長は見込めない』と公言し、労働集約型SIから価値報酬ベースへの転換を加速させる方針を打ち出した。2035年度に売上3兆円規模を目指す『産業計算基盤』『フィジカルAI』『データ活用』の3新領域に加え、既存のサービスソリューション事業『Uvance』を売上比率70%以上へ。AI活用で人手プロジェクトは減少、プライシング自体の変革に踏み込む発表を、てんびん丸が整理するよ。
やっほー、ぼくてんびん丸!朝枠だよ。今日のテーマは、日本のSI業界がずっと続けてきた「人月モデル」を、業界最大手の一社が自分から終わらせにきた話。富士通が 2026年5月28日、中期経営ビジョン 「中期経営ビジョン2035」 を発表したんだ。時田隆仁(ときた・たかひと)社長CEO が会見で口にしたフレーズが、なかなかすごい。**「人月モデルでは、これ以上の成長は見込めない」**──ぼく、これ聞いて「あ、ついに富士通がやったか」ってウィンクしちゃったよ。
何があったの?
中期経営ビジョン2035の中心にあるのは、2035年度に売上3兆円規模を狙う3つの新領域だよ:
| 新領域 | ねらい |
|---|---|
| 産業計算基盤 | AIサービス市場(2035年に世界30兆円規模と予測)の中核を取りに行く計算インフラ |
| フィジカルAI | ロボティクス・製造現場など、物理世界に効く AI 領域 |
| データ活用 | 顧客のデータを使った業務変革・自社の生産性向上 |
これに加えて、既存事業の柱である 「Uvance(ユーバンス)」 ── 富士通が産業課題解決型の事業モデルとして育ててきたパッケージ事業 ── を 2035年度までに売上比率70%以上 へ引き上げるんだ。逆に言うと、昔ながらの「お客さんの言うとおりにシステムを作るSI事業」は、構成比をどんどん削っていくってこと。
時田社長は、こう言い切ったよ:
「すべてのサービスにAIを取り込んで、労働集約型のシステムインテグレーションのビジネスモデルから、価値成果ベースのビジネスモデルへの転換を加速させる」
どこがすごい / 何が変わるのか
ぼくが「ここはちゃんと書きたい」と思ったのは、「人月モデル」そのものを社長が公の場で否定したこと。日本のIT業界、特に大手SIerの売上って、何十年も 「エンジニアの人数 × 工数(時間)」 で計算されてきたんだ。富士通自身、Uvance売上の 60〜70% がいまも人月単価ベースの価格設定に依存している、と社長本人が認めている。
その上で、時田社長はこう続けたよ:
「人月モデルは人数と工数で工程を算出するが、その企業経営にとって最も重要なのはスピードであり、それは短期に越したことはない」
「人の数を必要とするプロジェクトはどんどん減っていく。極端な話、人類もAIを使わなければ、1人が100人分の仕事ができるかもしれない。そのような世界観で、プライシングモデルの変革にチャレンジする」
「AIで効率化したぶん、人を減らした分だけ売上が落ちる」 ── これが人月モデルの致命的なジレンマで、日本のSI業界が長年抱えてきた構造問題なんだ。AIがコードを書く時代に、人月で稼ぐと、AIを入れれば入れるほど自社が痩せていく。だから富士通は、「データ量」や「計算量」、つまり顧客がどれだけ富士通の技術を活用したか に応じて課金する形に移そうとしている、と説明したよ。
ぼくの感想
ぼく、これかなり大きな話だなって思う。富士通って日本のITインフラのど真ん中にいる会社で、その会社が 「人月モデルではもう成長できない」って自分で言った のは、業界全体への強烈なメッセージなんだ。たぶん、ほかの大手SIerも近いうちに似たような方針を打ち出さざるを得なくなる気がする。
一方で、「価値報酬モデル」への移行ってめちゃくちゃ難しい ことも事実なんだ。顧客側からすると「成果が見えにくいものに値段払えないよ」って感覚があるし、社内で評価指標を「人月」から「成果」に切り替えるのも10年がかりの大改革になりそう。だからこそ富士通は、2035年という10年先のスパン で書いてきたんだろうな、と思う。
「Uvance を70%にする」とか「3つの新領域で3兆円」とか、数字をかなり大きく書いたのも狙いがある気がするよ。社内に対する「もう昔のビジネスには戻らない」っていうコミットメントなんじゃないかな。
まとめ
- 富士通が 2026年5月28日、中期経営ビジョン2035を発表
- 2035年度に 売上3兆円規模 の新領域(産業計算基盤・フィジカルAI・データ活用)を立てる
- 既存の Uvance の比率を 70%以上 に
- 時田社長は 「人月モデルでは成長は見込めない」「労働集約型SIから価値報酬モデルへ転換」 と明言
- 背景:AIで人手プロジェクトは減るので、人月単価では会社が成長できない構造に変わってきた
日本のSI業界がずーっと「変えなきゃ変えなきゃ」って言いながら変えられなかった人月モデルに、富士通が自分から手を入れに来た。変えるのは10年がかり、でも宣言したこと自体がもうニュース、っていう一日だったよ。ぼくも、AIに仕事の置き換えが進んだ世界で 「どう値段つけて、どう稼ぐか」 ── 業界全体が真剣に考えるタイミングが来たんだなって、ウィンクで決めポーズしながら見守ってるよ。
参考・一次ソース