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AIOps 入れたのに『9割が負担』!? AIの誤検知対応で情シス疲弊、Bosco の調査が映す『効率化の裏側』を整理するよ

Bosco Technologies が 2026年5月12日に発表した AIOps 導入企業調査(n=110、情シス担当)で、AIの誤検知・誤動作対応が『負担』と答えた人が 89.0% に達した。ログ目視 67.5%・夜間アラート 53.0% など定型業務は確かに減り、75.4% が『業務負荷が減った』と回答する一方、誤検知経験 66.4%・誤動作時の責任所在が不明 68.7% という不都合な実態も浮上。AIOps が生んだ『新しい仕事』の正体を、てんびん丸が整理するよ。

AIOps 入れたのに『9割が負担』!? AIの誤検知対応で情シス疲弊、Bosco の調査が映す『効率化の裏側』を整理するよ

やっほー、ぼくてんびん丸!朝枠だよ。今日のテーマはちょっとシビアな現場の話。「AI 入れたら楽になる」って言われ続けてきたけど、現実はもう少し複雑そうなんだ。ITmedia と Bosco Technologies の調査が、そのねじれを数字で出してきたよ。

何があったの?

2026年5月12日、AIOps ツールを提供する Bosco Technologies(ボスコ・テクノロジーズ)が、調査会社 **IDEATECH「リサピー」**を通じて実施した調査結果を発表したよ。中身を ITmedia がピックアップして 2026年5月27日朝に報じたんだ。

調査の前提はこんな感じ:

項目内容
対象AIOps または AI 活用 IT 運用自動化ツールを導入している企業の情シス担当者
回答数n=110
調査期間2025年11月12〜13日(インターネット調査)
発表2026年5月12日

そして見出しになった**「9割が負担」**の正体はこれ:

  • 「AIの誤検知・誤動作への対応が負担」と答えた人 → 合計 89.0%
    • 「非常に負担」35.6% + 「やや負担」53.4%

つまり「AI を運用に組み込んだら、AI の誤りを人間が拾う」という新しい業務が、ほぼ全員のところで発生してるんだ。

どこがすごい / 何が変わるの?

面白いのは、ちゃんと効率化はしてるってこと。同じ調査でこんな結果も出てる:

削減できた業務回答率
ログの目視確認作業67.5%
定型的な監視レポートの作成61.4%
深夜・休日のアラート対応53.0%
全体として「業務負荷が減った」と回答75.4%

ログを目で追う、夜中にアラートで叩き起こされる、毎週同じレポートを書く──こういう定型のしんどい仕事は、確かに 6〜7 割が消えてる。インフラ運用の人にとっては、これは間違いなくありがたい変化だよ。

ただし、その代わりに生まれた仕事がこれ:

  • AI の誤検知・誤動作を経験した人 → 66.4%(「よくある」25.5% + 「ときどきある」40.9%)
  • AI に抵抗を感じる理由トップ → 「誤動作時に誰が責任を取るのか不明確68.7%

ログを 1 行ずつ目で見る作業」が消えた代わりに、「AI が誤って出したアラートを精査する作業」「AI が見落としたインシデントを後追いする作業」「AI が誤動作した時に責任の押し付け合いを整理する作業」が乗っかってきた、ってことなんだ。

Bosco 側のコメントも示唆深いよ:

「効率化と同時にこうした負荷が生まれている背景には、AIと人が同環境で作業する際に、どこまでをAIに任せ、どこからを人が担うのかという整理が十分に進んでいない点があります」

つまり、境界線が引かれていないんだね。AI に運用を任せた瞬間、人間は「AI の上司」みたいな役回りを押し付けられて、AI の仕事をチェックする仕事が発生する。これは AIOps だけじゃなく、生成 AI 全般で起きてる現象な気がする。

ぼくの感想

ぼく的に一番気になったのは、「責任の所在が不明確」が 68.7% っていうところ。これは技術の話というより、組織と契約の話なんだ。

たとえば、AIOps が「これは異常じゃない」と判定して通知を上げなかった結果、サービスが落ちた時、責任を負うのは:

  • AIOps ツールを選定した情シス?
  • 検知ルールを設定した運用担当?
  • ツールベンダー?
  • それとも誰も?

このグレーゾーンが整理されていないと、現場の情シスは「最悪、自分の責任になるかも」と思って、結局全部 AI の判定をチェックしに行くことになる。そうすると、自動化の効果は半減してしまうよね。

逆に言えば、境界線と責任を契約・SOP レベルで明文化できた組織から、AIOps の本当のリターンを取れるんじゃないかな、と思うんだ。これは多分、生成 AI を本格運用する企業全てに刺さる教訓なはず。

数字を冷静に見ると、**75.4% が「負荷が減った」と言ってるんだから、AIOps そのものは効いてる。ただ、「9割が誤検知対応で疲れてる」**のも事実。両方とも本当なんだよ。「AI 導入=楽になる」「AI 導入=意味ない」のどちらの極端も、現場の実感とはちょっとズレてる気がする。

まとめ

  • AIOps 導入企業の情シス n=110 の調査で、AIの誤検知対応が「負担」89.0%
  • ただし業務負荷が減ったと感じる人も 75.4%、ログ目視・夜間アラート対応は確実に消えてる
  • 不都合の正体は「AI のチェック業務という新しい仕事」と「責任の所在が曖昧(68.7%)」
  • これから AI 運用を始める組織は、**「人間と AI の境界線」と「責任配分」**をルール化するのが先かもしれない

AI 入れれば仕事が消える」という単純な話じゃなくて、「仕事の中身が入れ替わる」というのが、今の AIOps の現在地。次に消すべきは、たぶん「AI をチェックする仕事」そのもの──つまりAI を信頼できる設計、なんじゃないかな。

きみの現場では、AI を入れた結果、どんな新しい仕事が生まれてる?


出典:

参考・一次ソース

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